もう時間も経ってしまったのでどうしようかと思っていた、最後のアントワープ記。 やっと最終回にこぎ着けた。苦笑(もう特に誰も見てないだろうけど。。。) アントワープと言えばという有名どころ。 そう、ネロとパトラッシュのあの物語の最終回での教会へ。 フィルぽんにフランダースの犬の話をしてもよく知らないと言う。 えっ? あんなに有名なのにと調べてみたら、原作はウィーダというイギリス人の作家だそうで、ベルギーで出版されたものの、それほど人気が出なかったらしい。 なるほど、フィルぽんも知らないはず。 それがのちに日本でアニメになり日本では誰もが知る物語となった。 実は今回はアートミュージアム中心に回っていたのでホテルから一番近いこちらは後回しになっていて、帰る日の朝一番に行ってきた。 朝ご飯を食べてから、オープンちょっと前に到着したので、門の前で待っていると程なく開いた。 なんと、並んでいる人は私たちだけだった。笑 ステンドグラス、ヨーロッパでは教会へ訪れると必ず拝見できるので、初めこちらへ来た頃と比べて、さほど驚く程見入ったりはしなくなったように思うけど、それでも楽しみの一つ。 美しい教会の彫刻。 教会の正面。 10分くらい経ったらやっとちらほらと他の観光客がやってきた他に、一人祈りを捧げるご婦人のみ。 とても静か。 ルーベンス作「聖母被昇天」。 写真にはないが、この教会の見どころの一つ、「キリストの降架」と「キリストの昇架」という3面の絵も本当に美しかった。 泊まったホテルのルーフテラスからの大聖堂の眺め。 こちらはRockoxhuis。 ちょうどGolden Cabinetのエキシビジョンがやっていたので、これも目的の一つ。 Royal Museum of Fine Artsが改装工事のために閉館中のために一部のコレクションも貸し出しされていたみたいで、そういうコレクションが違ったロケーションで見られる事はまた珍しいので嬉しい。 私は個人的に大きな美術館の絵を見て回るより、古い建築にアンティークと供にインテリアとして飾られているのを見るのが好き。 さらっと壁のかかっているけれど、それが実はルーベンスだったり。 そうして遥か昔にあったstill lifeの絵画の中のような風景が目の前で拝見できる贅沢。 ヘンリボーンなタイル。 最近、16〜17世紀のstill lifeの影響がフローリストの中にみられるのが増えてきたけど、そういうインスピレーションの変化はいいと思う。私ももっといろんな物を見て勉強しないと。 見ているとちょっとコミカル。 赤の部屋。 緑の部屋。 今回お世話になったのはマルクト広場や大聖堂にも近いHotel Julien。 センスがよく素敵なホテルだった。 オフピークオファーでスパも使えたのがラッキーだった。 古い建物をリノベーションしたホテルでところどころに古いものが残されている。 子供がいたのでゆっくりとくつろぐことは出来なかったけど、小さなホテルならではのこじんまりして、ひっそりとした空間。 他にも新しく出来たモダンアートのミュージアムMASなんかにも行けて満足した。 アントワープ、小さいのに見所も多くとても魅力的なところだった。
by Netherbury
| 2014-02-27 00:02
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