珍しくお天気の良かった5月最後のバンクホリデーの最終日、家族で近場のNational Trustへ。 本当はケンブリッジに行く予定にしていたけど、前夜に出かけていて遅かったので、予定変更。 それにしてもNT会員になっているのに今年初めてのお出かけとは。。。苦笑 冬場は閉まっている所が多いので今年もせっせと行かなければ! さて、今回はHughendenというヴィクトリアン時代の首相を務めたBenjamin Disraeliの元邸宅へ行って来た。 フィルぽんが珍しく指定した場所へ決定。(普段は私の行きたいところへ大抵収まる。笑) こちらはマナーハウスの内部。 NTの建物はよくフラッシュさえ使用しなければ、写真をとっても大丈夫な事が多いので嬉しい。 久しぶりにカメラを抱えて見学に繰り出した。 この部屋はダイニングで、趣味はいかにもという感じのゴテゴテ感はあるものの、統一されているので意外に気にならなかった。 パイの模型。 この大きな部屋を仕切っているアーチが凄く素敵だった。 奥の部屋の天井もいいなあ。 今までたくさんのマナーハウスは見て来たけど、ここは当時の生活感を残したディスプレイが上手だなあと思った。 小物使いも興味深く、今でもディズレーリ元首相がひょっこりと座っていそうな雰囲気だった。(まあ、本当に座っていたら怖いけど。笑) こんなところであの有名なブリーフケースを拝見するとは! ディズレーリ元首相はChancellor of the Exchequer(大蔵大臣)も務めていたようで、その時に着用したガウンの展示もあった。 至る所にデスクがあった。 ディズレーリ元首相は元々は作家であったそうで、首相になる前はヒット作もいくつか書いていた。 元作家にして、イギリスで唯一のユダヤ人(13歳でイングランド国教会に改宗しているが)の首相という一面もあり、最も稀な首相と言われている。 4000冊ものコレクションが収納されているライブラリーもあり、彼の勤勉家の様子が伺える。 このライブラリーは壁一面に本が納められ、圧倒的な見応えがあり。 う〜ん、渋い。 昔のフォントは本当にカッコいい。 飲みかけのウイスキーの演出やタバコや葉巻の吸い殻なんかもあって、臨場感ある展示がなされている。 さて、このマナーハウスが独特なのは、第二次世界大戦中には政府の主要施設としても使われていたということ。 その頃の地下室の様子も見られる。 食物貯蔵庫のような暗室にて。 ぎょっとするダーツもお目見え。^^; ちなみに当時ナチスドイツの爆撃リストにも上がっていたそう。 息子はだいぶ自我が出て来て、触れる展示を体験した後に次に行こうとしたらもっとしたいとぎゃ〜と怒って叫ぶので、大変大変。^^; もっとじっくり見たかったけど、バンクホリデーの為にたくさん人がいたし、そそくさと退散。 敷地内にはIce House Bankerという写真室もあった。 ここは地図制作者達が働いていたところで、航空写真から地図を起こしたりしていたらしい。 コートハンガーの横にはガスマスク。 当時の様子が伺えるものがずらり。 敷地内にはWalled Gardenもあり、たくさんの野菜や果物が育っていた。 ガーデンからは丘が見渡せ、イギリスの田園風景が広がっている。 可愛らしいカカシ。 ここで育てられた野菜や果物は併設のカフェで調理されるそう。 広々とした芝生の上で歩く練習をたっぷりした息子。 だいぶ距離を長く歩けるようになって、とっても嬉しそうだった。 ちょうど同い年くらいの女の子も歩く練習をしていて、ご対面する仕草がまた可笑しかった。 彼女のところへ行ってちょんっとタッチしてすぐにどこかへ行ってしまう。。。苦笑 女の子の方がどこかしら堂々としていたなあ。 また、今日より雨のイギリスへ逆戻り。^^; 休暇中、たくさん太陽を満喫できたのは良かった。 また、この夏もたくさんナショナルトラストへ行こう!(お天気がまた復活しますように!)
by Netherbury
| 2013-05-28 22:37
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